校 歌
小千谷市立南中学校校歌

             昭和56年11月18日制定
             高野一能 作詞
             広瀬量平 作曲


 
 暁の鐘は響きて
 大いなる黎明(あさ)は来たれり
 美(うる)わしき伝統(つたえ)の基礎(もとい)
 いざわれら ともに築かん
 
 緑なす由緒(ゆかり)の丘に
 咲き出づる友情の花
 若き血と力の誇り
 いざわれら ともに讃えん

 光さす学びの窓に
 永遠(とこしえ)の真理(まこと)求めて
 涯(はて)しなき 理想の旅路
 いざわれら ともに邁進(すす)まん
 
校歌制定・その経緯と作詞者・作曲者の先生
  
 校歌の作詞は、当時小千谷市の教育長をしておられ、五智院の住職でもあられた高野一能先生が南中の教育への願いを込めてつくられたものです。
(1)多くの市民の願いであった南中学校の創設が決まった。良き伝統をみんなでつくっていってほしい。
(2)縄文時代中期に人々が住みついた由緒あるこの緑の台地に友情の花を咲かせ、若い情熱で学力・体力・活力を付け、誇りをもってほしい。
(3) 素晴らしい環境の中で、永遠に変わらない真理を求め、枯れることなく前進していってほしい。
 
 作曲をされたのは、京都芸術大学教授の広瀬量平先生です。先生は北海道大学・および東京芸術大学作曲科のご出身です。哲学を通して高野先生とお知り合いになられ、高野先生のご依頼で作曲をお引き受けくださいました。南中の校歌は、校歌としては他に類を見ない芸術性の高い曲だといわれています。校歌は普通2拍子・4拍子の曲が多いのですが、この校歌は3拍子でできていて、固い日本語の歌詞を流れるように歌える曲になっています。
  最後の「ともに、ともに、ともに・・・」の盛り上がるところを中学生が歌いやすいように工夫され、また、歌詞と曲とが見事に調和された表現となっています。
 
校 章 小千谷南中校章
校章のこころ(昭和56年4月1日制定)
 青く澄んだ空、小鳥たちのさえずり、緑の木立、眼下の信濃川、遠くには魚沼三山を眺めるすばらしい環境。しかし、冬は深い雪が一面にそれらを包み込んでしまう。時には、目も開けられない猛吹雪。その雪が、この雪国に生まれた私たちの生活に大きな智恵と勇気を与え、創造力と忍耐力を育ててきた。この郷土の厳しくも美しい自然の中で、四校舎の統合で得た友情・そして地域の人々の協力と和に支えられながら、南中の生徒が明るくたくましく伸びてほしい。このような願いを雪の結晶にこめてデザインした。
  
    デザイン:諏訪部俊男氏(真皿)

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